ルーブルと聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
私はフランスにあるルーブル美術館を思い浮かべたのですが、中にはロシアの通貨ルーブルを思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?
フランスのルーブル美術館とロシアの通貨ルーブルは、共通して「ルーブル」という言葉が入っていますね。
そこで、この二つには何か関係がありそうな気がしたので、調べてみました。
フランスのルーブル美術館とロシアのルーブルの関係は?
フランスのパリにある有名な国立美術館と言ったらルーブル美術館ですよね。
私も一度は行って見たいなと思っています。
それに対して、ロシアのルーブルとは、ソビエト連邦(ソ連)の時から使われている通貨単位になります。
そして、フランスのルーブル美術館の「ルーブル」とロシアのルーブル「ルーブル」は、関係がないという結論に至りました。
では、何故関係がないと言えるのか、次の見出しで説明してきます。
フランスのルーブル美術館とロシアの通貨のルーブルはスペルが違う?
フランスのルーブル美術館とロシアの通貨のルーブルの関係性がないという理由に、スペルの違いが挙げられます。
フランスとロシアの「ルーブル」のスペルの違いを見ていきましょう。
フランスのルーブル美術館のルーブルは「Louvre」というスペルで、頭文字が「L」から始まる言葉です。
フランス語の「ルーブル」の発音は、「ルーブ」と言います。
一方、ロシアの通貨のルーブルは「Рубль」というスペルで、頭文字が「P」から始まる言葉です。
ロシア語の「ルーブル」の発音は、「ルーブリ」と言います。
つまり、フランスのルーブル美術館のルーブルはフランス語、ロシア通貨のルーブルはロシア語なので、それぞれのスペルは「L」と「P」で始まるので異なり、発音も「ルーブ」と「ルーブリ」で違うのですね。
次に、国が違うからスペルや発音が異なるのは分かりましたが、この2つのルーブルに関係がないことを深めるために、各語源の違いについて見ていきましょう。
フランスのルーブル美術館とロシアの通貨のルーブルの語源の違いは?
フランスのルーブル美術館のルーブル(Louvre)の語源は、ルーブル美術館がある地名が由来になっています。
実は、ルーブル美術館と言うのは、最初は要塞としてつくられたルーブル宮殿を改築して、現在の姿になったそうです。
そこから、お城の名前の「Louvre(ルーブル)」を取って、ルーブル美術館と名付けられたというわけです。
ちなみに、他にも言われているLouvre(ルーブル)の語源は、要塞を意味するサクソン語の「leovar」説や、狼狩りを意味するラテン語の「lupara」説もあります。
ロシアの通貨ルーブル(Рубль)の語源は、一定の価値を持つ銀片という意味が由来になっています。
切ったり、切り分けるという意味を持つロシア語の「рубить(ルビーチ)」から来ていて、切った銀塊の重さで通貨の価値を決めていたんだそうです。
つまり、フランスのルーブルは要塞や狼狩り、ロシアのルーブルは銀塊の一部が語源ということですね。
以上のことから、フランスとロシアのルーブルの由来からみても、2つのルーブルに関係がないということが分かりますね。
まとめ
フランスのルーブル美術館とロシアのルーブル通貨の「ルーブル」は、関係性がないことが分かりました。
2つとも日本語にすると「ルーブル」だけど、フランス語とロシア語ということもありスペルや発音も違います。
また、それぞれの語源も異なることから、フランスのルーブル美術館とロシアのルーブル通貨の「ルーブル」は別物だということがわかりました。
最後まで記事を読んでいただき、どうもありがとうございました。
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