「そうなん」と言う群馬県の方言だと思っていた言葉があるんですが、群馬県以外の他の都道府県で「そうなん」と言う地域があるのか、ふと気になりました。
今回は、「そうなん」の意味と「そうなん」と言う地域について、ほぼグンマーの私がご紹介していきます。
そうなんの方言の意味とは?
「そうなん」の意味は、標準語で言うところの「そうなの?」や「そうなんだ!」というニュアンスで使われています。
「そうなん」の発音の仕方は、「そう」は棒読みで、「なん」は語尾を上げる感じです。
そうなんと言う地域はどこ?
私は群馬県寄りの埼玉県出身(埼玉の県北に位置する地域)で、巷ではほぼグンマーと呼ばれている地域(日本一熱いといわれている熊谷ではないよ!)なので、よく「そうなん」を使います。
私、大学時代は東京の某女子大学へ通っていたのですが、大学へ入学してから友人になった子が埼玉県の川口市(埼玉の県南に位置する地域)出身の子でして、ある日の会話で突然「同じ埼玉県出身なのに、訛ってるよね~」と言われてしまったんです(泣)
実体験を基に、「そうなん」を使った具体的な会話を表現すると、
友人「今日、○○があるんだって!」
私「そうなん?」
友人「あのさ、前から気になっていたんだけど、同じ埼玉県出身なのに、『そうなん』って言うから訛ってるよね~」
私「え?!『そうなん?』って言ってた?当たり前のように使っていたから気が付かなかった……。」
といった感じです。
おんなじ埼玉県人なのに、埼玉県の県南と県北でも差があるんだな~って感じた19歳の時でした。
いろいろ調べていると「そうなん」は埼玉弁だ!という人も中にはいますが、私個人としては群馬弁だと思っていました。
でもね、冷静に考えると埼玉県の深谷市(旧:岡部町)にある西間堂(せいまどう)というお菓子屋さんで売っている、方言銘菓の「そうなん娘」という名前のお菓子があったなぁ~って思い出しました。
どら焼きよりも柔らかいカステラの皮に餡子とお餅が包まれていておいしいの!
→西間堂HP https://nishikura-seimado.com/items/
それはさておき、茨城県では「そうなの」が使われていて、「そうなん」使われていないようです。
「そうなん」は、西日本では使われそうな言葉だなと思ってはいましたが、やはり近畿地方や福岡県で使われています。
意外だったのは、新潟県や山口県、広島県でも使われていたことです。
おそらく、言い方が違うだけで、意味合い的には、西日本、東日本問わず、日本全国で伝わると思います。
埼玉弁?群馬弁?博多弁?って決めつけたら争いが起こりそうなくらい、思ったよりも「そうなん」を使う地域があることがわかりました。
まとめ
「そうなん」は、「そうなの?」「そうだったんだ!」という意味だから、言い方が「そうなん」ではない地域でも、「そうなの」という意味で伝わりやすいと思う。
「そうなん」は、私個人としては群馬弁だと思っていたが、埼玉弁かもしれないし、博多弁や他の何弁かもしれない。
以上、「そうなん」の方言の意味と地域の紹介でした!
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