今回は、漏斗(ろうと)と漏斗(じょうご)の違いと由来についてご紹介します。
それは、つい先日の職場での出来事でした。
仕事で真空パックの調味料を小さなボトルへ移す道具が見当たらず、私が上司に聞きました。
私:「漏斗(ろうと)がありません。どこにありますか?」
上司:「あぁ、漏斗(じょうご)ね。ここにあるよ。」
と、言って持ってきてくれました。
持ってきてもらったことは有難かったのですが、それ以上に私は上司の発言が気になってしまいました。
私の心の中の声:
「えっ?!ロウトとじゃなくてジョウゴって言うの?!」
「学校でこの形の物は漏斗(ろうと)って習ったんだけど……。」
「ロウト」と「ジョウゴ」って、一体何が違うの?!
ってか、そもそもロウトとジョウゴって呼ばれる由来って何?!
では、早速参りましょう!!
漏斗(ろうと)と漏斗(じょうご)の違いって何?
漏斗(ろうと、じょうご)とは、同じ漢字の「漏斗」を使い、「ロウト」、「ジョウゴ」というように2つの読み方があります。
円錐状の先に管状のものが付いていて、液体を移し替える際に使う物ですが、結論から言うと、使用用途が違うだけでどちらも同じ形の物です。
漏斗(ろうと)とは、理科の授業の実験で薬品をビーカーにへ移す際などに使う物です。
漏斗(じょうご)は、理科の授業の実験で使う薬品以外、例えば醤油を大瓶から小瓶へ移すときに使う物を指します。
漏斗の使い方をたとえ話を交えて簡単に説明すると、
移し替えたい容器に漏斗の棒の部分を入れる。
↓
ラッパ状になっている、広い口の部分から液体を注ぎ入れる。
↓
液体がストロー状の部分を通って、移し替える容器へこぼれずに入れられる。
という便利グッズです。
考えた人、天才だよね!
それで話がそれちゃったから、冒頭の内容に戻るけど、今まで私は仕事で「ろうと」って言っていたけれど、それは間違いだったんだね!!(;^ω^)
間違いに気づけて良かった~!
一つ賢くなったよ!(`・ω・´)
そして、さすがは上司!「じょうご」って言ってるから、正しい使い方をしてる!!
(単に私が間違えてただけなんだけどね 苦笑)
あっ、ちなみに理科の実験で使うロウトはガラス製の素材が多くて、調理用とかそれ以外の用途で使うジョウゴはステンレス製やプラスチック製が多いみたいだよ!
実際に、私の職場ではステンレス製のジョウゴを使っているよ!
(ロウトじゃなくて、正しくジョウゴって言えたー!笑)
でもさ、なんで形や漢字は一緒なのに、「ろうと」や「じょうご」って読み方が違うの?!
何か由来があるからなのかな?
漏斗(ロウト)と漏斗(ジョウゴ)の由来ってどんなの?
ロウトとジョウゴの由来ですが、
まず「漏斗」という漢字が中国から伝わり、日本で「ろうと」になりました。
しかし、酒豪(=上戸:じょうご)がよく使っていたことからジョウゴという読みになったという経緯があります。
というわけで、「漏斗」は「ろうと」、「じょうご」どっちの読み方も存在しているということです。
まとめ
今回は、実体験を基に漏斗(ろうと)と漏斗(じょうご)の違いと由来をご紹介しました。
漏斗(ろうと)は理科の実験で薬品を入れるのに使う物で、それ以外に使う物は漏斗(じょうご)と言います。
中国から伝わった漢字の漏斗が、日本で「ろうと」と呼ばれるようになりました。
もう一方で、酒豪を意味する上戸(ジョウゴ)という読み方も存在しています。
これで、あなたも漏斗(ろうと)と漏斗(じょうご)の違いと由来について分かりましたね!
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